日本矯正歯科学会認定専門医とは
日本矯正歯科学会とは、1926年に設立され会員数が5800人を超える学会です。
矯正治療を行う歯科医師は、必ず入っているとも言える学会です。
現在、歯科医師資格を持つ者であれば誰でも「矯正歯科」の標榜を掲げ、治療を行うことができます。
しかし、矯正歯科というのは、専門性が非常に高く、また、知識・経験が豊富であることが必要なため日本矯正歯科学会が矯正治療に関して適切かつ十分な学識と経験を有する。
歯科医師を「認定医」として認定しています。
2008年2月末現在、上述の「認定医」は約2300人おりその中でさらにより高度な専門性を持つ資格として「専門医」の制度が2006年より新たに開始しました。
第一回専門医試験の合格者は、156人、第二回目は70人の合格者でした。
合格率は、約60%認定医資格を受けている先生方を対象にしてこの結果ですから大変難度の高い資格です。
試験内容は、治療実績を10症例、それぞれの患者様から審査のための提出の同意書を付け自分の名前を伏せた上で審査員から治療に関する口頭試問を受けるという非常に厳しいものです。
「専門医」試験に合格し認定医を受けた歯科医師は全国でわずか226名です。
現在国内で歯科矯正治療を行っている歯科医師が約20,000人おりますが専門医はその中のわずか1.1%になります。
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